Amazonの内容紹介がひどすぎるって言っていた人がいたなぁ。僕は小説すばるで読んで知っ ていたし、そもそもこの形以外での決着はあり得ないと思っていたのでどうとも思いませんが。
それにしても、楊令伝。どこに向かっているんでしょうか?水滸伝のときは物語全体が「滅び」に向かって一直線なのが明白だったので、ある意味分かりやすかったのですけど、このお話の向かう先はよく分かりません。
この9巻で童貫との戦いには決着がつきました。決着をつけた後の楊令が、梁山泊が目指すものの姿ってのは分かるんですが、それによって物語がどう収束して いくのかが想像できない。「水滸後伝」でも「岳飛伝」でもない「楊令伝」である理由がこれから見えてくるんでしょうか。
やはり肝は青蓮寺なんでしょうね。この北方水滸伝サーガ、水滸伝の1巻からの生き残りって、呉用、燕青、武松、史進、阮小ニ、鮑旭、白勝と「李富」だった りします。
過去の楊令伝関連エントリ
- 最近買って面白かったもの(2巻発売時)
- 楊令伝 四
- 北方水滸伝ワールド(5巻発売時)
- 楊令伝6
- 楊令伝 8巻