火渡り祭とは
火渡り祭とは、髙尾山御本尊飯縄大権現の衆生救済の御誓願に基づき、真言密教加持の極致である御護摩(浄火により災厄を祓う火の行)を修行することにより、世界平和、息災延命、災厄消除、交通安全、身上安全等を祈念するもので、これを修行する行者は、心身修練の功を積んだ髙尾山の山伏であります。
当日参拝のご信徒並びに有縁の方々は、この行事に参加することがすでに本尊の無量の法益に浴することであり、且つ火渡りをされる方々は、更にその身の災厄を祓う功徳もいただけるわけであります。
NHKのニュースなんかでよく見かける光景ですね。たまたま新聞で今日がそれだというのを知ったので、行ってきました。
高尾山というのは天狗がいる(未確認)山なので、天狗の像なんかもまつられています。小さくてなんだかわかりませんけど。
大量の柴を燃やしているところ。これも写真ではなんだかよく分かりませんが実はすごい火勢です。火をつける前にいろいろと儀式的なことをやってました。般若心経とか真言なんでしょうか。あまり詳しくないのでよく分かりませんけど。外国人観光客がたくさんいました。オー!オリエンタル!ワンダフル!とか言って たんでしょうか。それこそよく分かりません。
なおこの火渡り祭、修験者だけではなく一般の人でも火渡りをすることができます。
こんな感じ。
もちろん私も渡ってきました。↓は「渡火証」。渡った人にくれるわけではなく事前に購入します。ので「渡った証」と言いながら、実は渡らなくても手に入ります。
また、渡る前に「撫で木」というのを買って、氏名年齢を書いて体の悪いところをさすって一緒に焚き上げてもらうとご利益があるそうな。お腹と腰と頭さすっときました。これも義務でもなんでもなく、別に買わなくても渡ることは可能です。
焼けた(もちろん冷めてますけどね)土の上を裸足で歩いて、歩き終わったらはいさようならって感じで、だからどうしたといえばそれまでなのですが、修験道ってのも普段なかなか接する機会もないので、よい体験でありました。
来年(毎年3月の第2日曜日だそうです)参加しようかなどと思った方は、雑巾などを持っていかれるとよろしいかと。あとお湯(熱いのじゃなくて足洗い用)なんかもあるとなおよし。あたしゃそんなこと知りませんもので、乾いたタオルで拭いただけのまだ泥のついた足のまま靴下はいて帰ってきましたが。ちなみに、なれた 感じのあるご近所っぽいおじさんはサンダルで来てました。