内容的には、amazonのページの内容紹介にあるとおり。これまで各所に掲載されたインタビューや、梁山泊の会で語った内容、「知る楽」で放送された内容あたりを、再構成してまとめた感じの1冊。
僕はまぁ割と初期の頃から追っかけているので、新しく知るようなこともほとんどなかったけれども(あ、李逵についてのくだりは今まで見聞きした記憶の 中になかった気もします)、北方水滸を読む上では必携といってもいい1冊。まぁマニア向けですね。
内容的には、amazonのページの内容紹介にあるとおり。これまで各所に掲載されたインタビューや、梁山泊の会で語った内容、「知る楽」で放送された内容あたりを、再構成してまとめた感じの1冊。
僕はまぁ割と初期の頃から追っかけているので、新しく知るようなこともほとんどなかったけれども(あ、李逵についてのくだりは今まで見聞きした記憶の 中になかった気もします)、北方水滸を読む上では必携といってもいい1冊。まぁマニア向けですね。
10巻は10巻でひとまず読み終えております。が、1巻からの通読がまだ3巻途中なので、再読で10巻まで読み終えたら、改めて続き書きます。
やっと10巻までの再読が終わった。ほぼ1ヶ月かかってしまった。そのまま小説すばるで11巻相当分まで読んでしまいたくなったが、そうすると11巻を買ったときに読まなくなってしまうのでやめた。
で、結局、楊令の魅力についてはよく分からない。作中にも「作られた頭領」という表現(ちょっと違うかも)があったかと思うのだが、確かに能力的には非凡なの だろうが、問答無用で皆が惹きつけられる様な、そういう人物として描こうとはしていないように感じた。
それにしても、楊令伝を読めば読むほどに水滸伝を再読したくなるのには困った。楊令伝には死んでいった同志たちを振り返るシーンが多いのですが、そのたびに その死に様を思い返しては、そのシーンや、それらの登場人物が活躍するシーンなどを読みたくなったりします。持っているので読もうと思えば読めるのですが、 それをやっているといくら時間があっても足りなくなってしまう。
全然話は変わりますが、6巻で殺されてしまう北京大名府の彼。
彼と同じ死に方だけはしたくないですねぇ。至福の中で死んでいった訳で、本望といえば本望なのかもしれませんけど、それにしても。ねぇ。
兄貴が小説すばる8月号に掲載の児玉清との対談で言ってた。全15巻
そうそう。間もなく10巻も発売ということで、1巻から再読を始めました。水滸伝の時は1冊刊行される毎に1巻から読み返すってのをやってました。10巻過ぎたあたりからは、さすがに1巻から読み返すのはきつかったので、途中からだったりしましたけど、3ヶ月、4ヶ月に一度の単行本ということもあって発売のたびに盛り上がってたわけです。
楊令伝は小説すばるで毎月読んでいるってこともあって、そこまでのことにはならないんですが、今回は節目の10巻ですので、改めて1から読んでみようかなと。楊令君の魅力の謎(※)も少しは分かるでしょうか。
(※)作中での「頭領楊令待望論」の根拠がもう一つよく分からない。分からないというか僕から見ると説得力が薄い。「楊令」伝だから、は理由にならないと思う し。
せっかくだから商売でもしておきましょうかね。
11巻の発売日は10月24日。多分ね。基本3カ月おきに出るから。もちろん作者が急病にでもなれば別だけど、小説すばるでの連載ペースは順調なので、少なくとも12巻くらいまではこのペースで出ると思うよ。
ないない。そんな連載開始当初の予定なんか信じちゃあかん。楊令伝読んでるくらいだから水滸伝も読んでるんでしょう?水滸伝だって最初は全13巻って言ってたんだぜ?
まぁ、これでも読んでくれ。
http://renzaburo.jp/shinkan_list_r/temaemiso/080125_book01.html
Amazonの内容紹介がひどすぎるって言っていた人がいたなぁ。僕は小説すばるで読んで知っ ていたし、そもそもこの形以外での決着はあり得ないと思っていたのでどうとも思いませんが。
それにしても、楊令伝。どこに向かっているんでしょうか?水滸伝のときは物語全体が「滅び」に向かって一直線なのが明白だったので、ある意味分かりやすかったのですけど、このお話の向かう先はよく分かりません。
この9巻で童貫との戦いには決着がつきました。決着をつけた後の楊令が、梁山泊が目指すものの姿ってのは分かるんですが、それによって物語がどう収束して いくのかが想像できない。「水滸後伝」でも「岳飛伝」でもない「楊令伝」である理由がこれから見えてくるんでしょうか。
やはり肝は青蓮寺なんでしょうね。この北方水滸伝サーガ、水滸伝の1巻からの生き残りって、呉用、燕青、武松、史進、阮小ニ、鮑旭、白勝と「李富」だった りします。
時代が違うだけでどれを読んでも変わらない、という感想を持つ人がいるだろうことも容易に想像できるくらい、いつもの北方節。ハードボイルド中国史。騎馬隊大好きもいつも通りだしね。
水滸伝では一部の原典マニアからは散々な言われようでしたが、さすがに武帝紀までいけばそこまで四の五の言うヤツも減るだろう。元ネタは史書だしな。
私はこの時代のことは全く知らなかったので、この1巻を読んでから、改めて史記とか武帝、衛青、軍臣単于、霍去病、張騫といった主要登場人物について、Wikipediaの記述を見てみましたが、北方謙三が題材に取り上げたのも分かる気がするね。略歴を読んだだけでも小説の登場人物としては魅力的に思える連中が揃って ます。
これまでの北方歴史小説を南北朝ものも含めてどれか一つでも読んだ人は、このシリーズに手を出すかどうかはご自分で判断して下さい。前述した通り『いつもの』です。替え玉するくらい博多ラーメン好きですか?僕は好きです。