別の本を探すために本屋に立ち寄ったところ、新刊コーナーに平積みされていたので購入。このところ、このブログに史記とか武帝紀を検索して来る人 が増えているなぁ、とは思っていたのですが、新刊出てたのね、ってことで納得した次第。
中身については詳しくは書きませんけど、桑弘羊さんに泣きました。しみじみと。
武帝紀はこの7巻で完結ということになります。武帝紀以外の史記をやるのかどうか知りませんが、できれば他のも読みたいですね。
別の本を探すために本屋に立ち寄ったところ、新刊コーナーに平積みされていたので購入。このところ、このブログに史記とか武帝紀を検索して来る人 が増えているなぁ、とは思っていたのですが、新刊出てたのね、ってことで納得した次第。
中身については詳しくは書きませんけど、桑弘羊さんに泣きました。しみじみと。
武帝紀はこの7巻で完結ということになります。武帝紀以外の史記をやるのかどうか知りませんが、できれば他のも読みたいですね。
実際は1週間くらい前ですかね。読んだの。
大体、読み終わった後で登場した人たちとかその他の事物についてWikipediaで調べて読んだりするんですけど、これ結構面白いですよ。この人を、この出来事をこんな風に描いたのかぁ、とかね。
劉徹がそろそろお年を召されて惚けてきちゃっているので、次巻あたりで武帝紀は終わりですかね。終わったら次はどこかなあぁ。始皇帝(秦始皇本紀) とか項羽(項羽本紀)と劉邦(高祖本紀)あたりでしょうか。ベタですけど。
三巻が出てから約半年での刊行ということで、今までよりペースが上がっていますね。楊令伝終わったからかな。
劉徹の30代を描いた三巻に続いて、大雑把に言って40代を描いているのがこの四巻。一、二巻あたりまでは「いつもの北方中国小説」の印象が強かったのですが、ここへ来て随分趣きを変えてきています。特にこの四巻なんか戦らしい戦の描写はほぼありませんし。
でね。小説として面白いのかといったら、傑作です。少なくとも僕はそう思っています。うまいこと魅力を伝えられないのがもどかしい。
ところで、amazonさんに書名表記が間違ってますよと伝えたいのですが、どこから行けばいいんでしょうかね。少し探してみたら「 カスタマーサービスに連絡」というのがあったの で連絡したら直った。
2巻を読んだのが約10ヶ月前ということになるのですが、登場人物、特に匈奴側の人物をあまり覚えていません。なんとなくこんなやつがいたよなぁ、くら いのおぼろげな記憶はあるんですが、名前と結びつかなくて苦労しました。まぁ、読んでいるうちに大体のところは思い出せましたけど。
で、この3巻。大雑把にいうと武帝・劉徹の30代の約10年間を描いていて、物語的にみるとかなり大きく動きます。物語だったら絶対このタイミングではな いだろってタイミングで死んでしまう人とかもいますが、そこは史実なので。個人的な感想としては、ちょっと意外な描き方でしたね。
以前にも同様なことは書きましたが、僕はあまりこの時代のことを知らなくて、知識(というほどのものではないですが)のベースはあくまでWikipediaなん ですが、大筋ではかなり史実に忠実ですね。同じ北方小説で言うと「三国志」に近いかも。
それにしても劉徹、最初は名君、傑物って感じだったのにねぇ……
面白かった。
劉徹。衛青。張騫。霍去病。伊稚斜単于。呴犁湖。桑弘羊。頭屠。皆それぞれにいい男です。
史記を書いた、とされる、司馬遷なんかも登場します。
1巻の時もそうだったのですが、Wikipediaで武帝の略歴などみながら読み進めていますが、衰えていく劉徹の治世の後半がどう描かれるのかも、楽しみです。
若き天才、霍去病の行く末、なんかは知らない人は読まないでおいた方がいいかもしれませんね。
時代が違うだけでどれを読んでも変わらない、という感想を持つ人がいるだろうことも容易に想像できるくらい、いつもの北方節。ハードボイルド中国史。騎馬隊大好きもいつも通りだしね。
水滸伝では一部の原典マニアからは散々な言われようでしたが、さすがに武帝紀までいけばそこまで四の五の言うヤツも減るだろう。元ネタは史書だしな。
私はこの時代のことは全く知らなかったので、この1巻を読んでから、改めて史記とか武帝、衛青、軍臣単于、霍去病、張騫といった主要登場人物について、Wikipediaの記述を見てみましたが、北方謙三が題材に取り上げたのも分かる気がするね。略歴を読んだだけでも小説の登場人物としては魅力的に思える連中が揃って ます。
これまでの北方歴史小説を南北朝ものも含めてどれか一つでも読んだ人は、このシリーズに手を出すかどうかはご自分で判断して下さい。前述した通り『いつもの』です。替え玉するくらい博多ラーメン好きですか?僕は好きです。